ごあいさつ・講演録

4月例会

2005/04

みなさんこんばんは。ご招待させていただいたみなさんも、各地青年会議所のみなさんも、諸先輩のみなさまもようこそ社団法人横浜青年会議所4月例会におこしくださいました。ありがとうございます。

一昨日のことですが、横田めぐみさんのご両親の講演を聞かせていただき、その後少人数で食事をご一緒するという機会がありました。講演は父上の滋さんが、横田めぐみさんの生い立ちから連れ去られ現在に至るまでの活動を淡々と述べられ、続いて母上のサキエさんが、親として我が子を思う気持ちを切々と訴えるという進行でした。同じように拉致された娘を持つ年老いた父が死の床で、息子に対して姉のことは絶対にあきらめてはいけない、日本という国を信じなさい、一緒に頑張ってくれる仲間を信じなさい。と言って先立たれたお話にはぐっと来るものがありました。

その後の食事の席ではわたしたちの世代でも最近は憲法や国の在り方など、自分達自身の寄って立つものは何なのかという議論がタブー視されることなく出来る時代になってきたと思うとお話させていただいたところ、責任ある国を責任感のあるみなさんで作って欲しいとエールを送られました。そういう気持ちがひとりひとりの中に生まれてくることが、一燈照隅万燈照国、という安岡まさひろの言葉に繋がるのだと思います。

私にとって理事長という職責は、2005年の横浜青年会議所のリーダーとして「政策の外部発信・組織進化の実践・リーダーとしての資質の向上」という3つの目標に対して成果をあげることです。

そして54代目の理事長としてこれまで築き上げてきた横浜青年会議所という看板をしっかりと磨いて次の世代へと引き継いでいくことです。そのために私は50周年のときの運動指針である「人の集うまち横浜・経済の豊かなまち横浜・心の豊かなまち横浜」という3つの指針を「魅力あふれるまち横浜・輝きのあるまち横浜・しあわせのまち横浜」という新しい言葉に置き換え、開港150周年、創立60周年に向けてのいわば中間決算の年と位置づけました。

先日の常任理事会では今年発信した政策が来年にどう引き継がれるかということに対しては来年のチームに委ねると発言をしましたがここで撤回いたします。横浜青年会議所が世の中から認められ、しっかりと外部発信をしていくためには今年きちんと外部に発信したことは来年以降のリーダーたちにも責任を持って取り組んでもらいたい。10年先とは言いませんが、5年先ぐらいまでは2005年度に横浜青年会議所が世の中に発信した政策に対しては組織として責任を持つべきですし、私たち自身もそういう気持ちや責任感を持って政策発信をしていかなければ私たちの組織が世の中から認められるということはあり得ないのではないでしょうか。

単年度制という組織の形態は、毎年人が変わってしまうために事業が継続されないということも言われます。しかしきちんと引継ぎを行えば事業の継続は可能ですし、新しい人が取り組むことによってそれが進化することも期待できるのです。私たち横浜青年会議所がまちづくりのリーダーとして、これからの横浜がどうあるべきなのか、どういうまちにしていくべきなのかということに真正面から取り組み、中期的な視点から市民のみなさんに対して横浜青年会議所がどういうまちづくりを展開し、実践していくかを出来るだけ具体的な目標として約束する、そんな年に今年はしていきたいと思っています。

横浜開港祭は、ターゲットを開港150周年に絞って、今横浜JCとして取り組んでおかなければならないこと、守るべきものと太い幹を作るべきことをしっかりと見据えて取り組んでいます。はまっこスクールも行政・経済界・学校・市民団体としっかりと協働という形を取って事業を進め、JCがインキュベート役となってどんどん拡がっていく可能性のあるものになりつつあります。そんな私たちの仲間を一生懸命増やそうと努力し、新しい仲間を一生懸命育てている委員会もあります。

そして今日は2005年の横浜青年会議所のメンバーのひとりひとりがリーダーとしての資質を向上させるためにはどうあるべきか、何をするべきかを考える、第一歩の例会です。元の話に戻りますが、私は日本という国家が誇りと自信を持って世界に開かれていれば、30年前の拉致事件のようなことはなかったし、あったとしてもすぐに解決できたと思います。日本人としての気概というものを知識として見識として胆識としてきちんと備えていることが、グローバルな時代だからこそ大切なのだと思います。そんな気持ちで今日の例会を堪能していただければと思います。

最後にもうひとつだけ、5月はアスパックマカオ大会と香港との姉妹締結30周年、6月は訪中ミッション、7月はキールンJC創立50周年と3ヶ月の間に4つの東アジアを体験できるという今年は特別な年です。そこでこの4つのすべてのミッションに参加されたメンバーには東アジアグランドスラム達成者として表彰することにいたしました。賞品のスポンサーは私と、日本JC専務理事である竹村直前理事長、日中関係委員会委員長の木下特別理事の3人です。アジアンテイスト溢れる賞品を考えています。どうぞひとりでも多くの人に達成していただきますよう、まずはアスパックの登録からお願いいたします。まだ間に合います!

それでは最後までお付き合いいただきますようよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 
黒川勝事務所