ごあいさつ・講演録

横浜貿易協会100周年に寄せて

2005/01

社団法人横浜貿易協会の100周年にあたり、心よりお慶び申し上げます。横浜の経済7団体の大先輩である貴協会におかれましては、私ども社団法人横浜青年会議所で要職を歴任されて卒業された先輩も多く活躍しており、ご同慶の至りであります。

2009年、横浜は開港150周年を迎えます。150年ほど前には小さな村に過ぎなかった横浜が350万人を越える大都市に成長したのは、ミナトを中心とした貿易の振興があったからにほかなりません。世界に開かれたミナトには、諸外国からの様々なヒト・モノ・情報が集まりました。新しい日本の国を創りたいという情熱を持った若者にとって横浜は憧れの町であったと思います。そんな魅力溢れる横浜に日本中から多くの若者が集まり、経済が発展し貿易がますます盛んになり、新しいモノ・情報・システムなどが発信されていきます。その好循環が綿々と繰り返されて今日の横浜が作られました。

横浜には「三日住んだらハマッ子」という言葉があります。世界中からも日本中からも多くの若者が横浜の集まりこの町に定着したのには、横浜という都市には集まる人々をどんどん受け入れて一緒に成長していこうという包容力があったからだと思います。横浜で一旗あげようと横浜を目指した若者たちが次々と成功していった土壌はこのような横浜が持っている開放性にあったのです。100年前からそのようなベンチャー精神溢れる若者たちを受け入れていって横浜という都市を作っていったのが横浜の商人たちであり、そのような人々をまとめていったのが横浜貿易協会であったのだと思います。

私たち社団法人横浜青年会議所は、この100年間に横浜で活躍した先輩たちの二代目・三代目・四代目、そしてこの横浜で新しい企業を創り出していこうという若者たちの学び舎です。20歳から40歳までという年齢的な制約の中で様々な業種の経済人たちが集い、切磋琢磨している団体です。インターネットの時代は世界をますます身近なものとしています。世界の情報が瞬時に得られる時代において、物流や貿易はますます大きな可能性を秘めている職種であると私たちは確信しています。

これからの地方分権・地域主権の時代においては都市の個性を伸ばすこと、特性を生かして発展していくことは生き残り戦略と言っても過言でないほど重要なことです。私たち社団法人横浜青年会議所はこれからも社団法人横浜貿易協会とも連携、協働しながら、新しい横浜経済界に若くて元気なハマッ子を送り出し、横浜の将来ビジョンを横浜らしく描いて行くことを目指していきます。

社団法人横浜貿易協会が、これからも200年、300年と横浜のまちづくりのリーダーとして横浜らしい横浜を発展させ、牽引して行ってくれることをお願いし、100周年を迎えられた貴協会の先人たちの偉業に敬意を表するとともにこれからの益々の発展を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。


社団法人横浜青年会議所
理事長 黒川 勝

 
黒川勝事務所